ぽっこりお腹・足太のいわゆる下半身デブで服選びに悩んでいる50代の私と、低身長の大学生の娘、二人の悩みを解決する洋服を作る決心をした私が最初に導入した洋裁CAD(桃CAD、以下昔からの呼び名「洋裁CAD」と呼びますね)。
手始めに、その洋裁CADを使って独学で、胸ギャザーというフェミニンな要素も取り入れた「スッキリ見えシャツ」を作ってみました。
ところが、

スッキリ見えどころかムッチリ見え?なんか着心地も悪い?胸のギャザーも変?
鏡の前で自分のムッチリ姿をいろんな方向から眺めるうちに、私は「デザインと型紙の知識が圧倒的に足りない!」ってことに気が付きました。特に「ゆとり」の正しい取り方や、「原型補正」の知識が大事なんじゃないかと。
この記事では、私がこのままでは理想の服は作れないと判断し、この知識不足を解消すべく、文化服装学院の通信講座を受けることを決意するまでをまとめました。着画も載せてますので、ぜひ読んでみてくださいね。
誌上・パターン塾と洋裁CADでシャツ型紙作成に初挑戦!難しかったけど50代でもできたよ

私が洋裁CADを導入した最初の動機は、私と娘の2人分の型紙を簡単に書き換えたい!というものでした。
実際にやってみたら、それは本当に簡単でした。ほんの30秒程度ですべてのパーツを書き換えられるのです。
ですが、そこにたどり着くまでが大変でした。なぜなら私には洋裁CAD初心者であるばかりか型紙そのものの知識がなかったからです。
原型はいいのです。洋裁CADを購入すると付録としてついてきます。そこにバスト・ウェスト背丈を入力するだけで文化式原型成人女子の自分サイズのものが完成します。
ですが、そこからシャツの型紙を書くまでが大変でした。なんせ私は、型紙本についている実物大型紙を写して作ったことはあっても、自分で洋服の型紙など書いたことなど皆無だったのです。
苦労したポイントは以下の3つ。
- 洋裁CADの使い方:ちょっと覚えるのが大変😣
- 基本的なシャツの製図方法:作図方法を知らなかったので一から「誌上・パターン塾」で勉強しました。
- デザインの型紙への落とし込み方:「誌上・パターン塾」に載っていないデザインは、手持ちの本から探して参考にしました。
1番目のCAD操作は、手書きにすれば解消されるでしょうが、私には娘と型紙を共有したいという目的があるので、これは練習して何とかするしかありません。(あと、手書きが嫌いです😅)
2番目・3番目はすでに洋裁の知識がある人ならば苦労しないのではないかと思います。知識のない私は、誌上・パターン塾と手持ちの本(型紙本やミセスのスタイルブック、文化ファッション大系など)のページをあっちをめくり、こっちをめくりしながら書き、なんとか完成までたどり着きました
こうして苦労して完成した私と娘のシャツの型紙。この時は、「自分サイズの原型を使ったんだから、きっとぴったりサイズでキレイに見える!」と期待でいっぱいでした。
まさか、その先にムッチリ事件が待っているなんて、想像もしていませんでしたね😅
初めてのシャツの縫製に苦戦!完成したシャツの「ムッチリ」という壁

自分で作った初めての洋服の型紙を印刷し、布を裁断して縫い始めると、今まで縫ったことのない台衿や剣ボロ、本格的な部分がなかなか難しい。これまで子供服で着られればいいや、と適当にごまかしていた部分が一気に壁として立ちはだかりました。
縫製の苦労ポイントは以下の通りです。
- 袖付けと縫い代の倒し方
(袖ぐりと袖山のカーブの形って中表にすると逆で縫いづらい!😱縫った後の縫い代攣ってる?縫い代どっちに倒すの?) - 脇下の縫い代の始末
(え?ここもなんか攣ってない?) - 裾の三つ折り
(カーブだと三つ折りにするの難しいよ~) - 跳ね上がらない衿のつけ方
(おーい、衿、浮いてるよ!) - 剣ボロの短冊と持ち出しの長さが合わない!
(え、どうして?) - 表からのコパステッチで裏を外す・内側を縫いすぎる
(ズボラなので、しつけとかできるだけしたくない😅) - ボタンホールを切り裂いた
(ほぼ最終工程なのに😭)
縫い方については「洋裁のお勉強」カテゴリで記事にしていこうと思います
こうして見るとめっちゃ苦労してますね😅
苦労して完成したシャツがこちら。

これをワクワクしながら試着してみました✨(この写真ではアイロンかけてない💦ごめんなさい)
体型が分かって恥ずかしいのですが…🫣そういうブログなので仕方がありません😅
私↓



・・・
え?なんかムッチリしてない?太って見えるよね?
いや、実際太ってるんだけどね💦スッキリ見えるつもりだったのに😭
横から見ると、胸のギャザーのせいで、実際のバストトップよりも上に布が余ってる感じだし。
しかも首、全部ボタン止めると前の方が衿にあたってて苦しいし😵💫ボタンをなるべく外側に付けなおしても、まだ苦しい。
袖も短い気がする。


ちなみに娘はこんな感じ。私よりはゆとりありそう。首は大丈夫って言ってたけど、やっぱり袖は短いって。胸のギャザー、やっぱ、位置が高いと布が余ってフカフカしちゃって変だよね。




- お腹周りがパツパツ(私)下腹周囲あたりがパツパツで、裾が前中心で開いてしまう。
- 首が苦しい(私)一番上までボタンを占めると、喉元が当たって苦しい。衿のデザインはあまり首に沿わせていないものを採用したはずなのに…。ちょっと下を向くと、顎の下に先端が当たっている感じもある。
- 脇下の食い込み(私)脇下が食い込んでいるような感覚がある。
- 全体的にムッチリ?(特に私)スッキリシャツの予定がムッチリシャツになってる?😱
- 袖丈が短い(私・娘)腕をおろしていればいいけど、上げるとすごく短い気がする。
- カフス(私・娘)ゆとりが少なく、腕を上げた時、前腕の太くなるところで引っかかって突っ張る感じ。
- 着脱のしにくさ(私)身幅が狭いせいか、両腕を後ろに持って行って着なくてはならず、五十肩の名残がある私には着にくい。
- 胸のギャザー(私・娘)胸ギャザー位置が不自然。実際のバストトップより上に膨らみがあって、ただフカフカ浮いている感じ。
おかしい、不具合がいろいろある(特に私)。
着られるか着られないかといえば、確かに着られる。上からジャケットも着るしね。
着心地と見た目の美しさはトレードオフな部分もあるだろうけど、どちらかが良いわけでもなく、どっちもイマイチ!だったのです。
ムッチリ&イマイチの原因を考察:採寸、原型補正、ゆとり、デザイン知識?
「ムッチリ&イマイチ」のシャツを着たまま鏡の前でクルクル。手鏡で背中も観察。あらゆる角度から着心地の悪さと見た目のムッチリ感を確認するうちに、私はあることに気が付きました。
洋裁CADは、私の指示通りに型紙を引いてくれる優秀なツールです。てことは、私の指示が間違っている。つまり、「採寸」「原型」「デザイン」などの知識が根本的に間違っていたのではないか、と。
以下で、👆の試着で判明したイマイチな点の原因を考察します。
1.①お腹周りパツパツの原因:採寸方法の間違い
これは、ヒップの採寸方法を間違えたせいだと思います。後から勉強して分かったのですが、ピップの突出位置でヒップサイズを測りますが、その位置は下腹の突出位置とはずれているので、お腹周りに画用紙などを巻いて、お腹の突出分も含めて測らなければならなかったようです。

2.②首の苦しさ、③脇下の食い込み感の原因:原型補正をしていないから
今回は、私の原型も娘の原型も、補正をしていません。原型はシーチングで縫って、試着もしてみましたが、その時は大丈夫そうな気がしたからです。
ですが、その原型から作ったシャツは、娘は問題ないといいますが、私は首が苦しく、脇の下が食い込んでいる感じがしました。
原型の試着の時を思い出すと、そう言えば、一生懸命背筋を伸ばして原型に体を合わせようとしてたかも😓
その姿勢を保てればいいだろうけど、普段の姿勢で着心地良く、きれいに見える服を目指さなきゃダメなんじゃない?って気が付きました。だって姿勢よく意識できるのって、一瞬だもん。
そのためには普段の姿勢を反映した原型、すなわち普段の姿勢に合うように補正した原型から服を作らないといけないのでは?と、原型補正が重要だということに気が付いたのです。
3.④背中のムッチリ感、⑤袖丈・⑥カフスの不具合、⑦着脱のしにくさ:ゆとりの知識不足
これは、原型展開時の「ゆとり」に対する知識不足が原因ではないでしょうか。スッキリデザイン=ピッタリフィット、ではない。私は、「着やすさ・動きやすさ」(着ごこち・機能性)と「スッキリ見える見た目」(美しさ)を両立させる、多すぎず少なすぎない適切なゆとりの取り方を知らなかったということでしょう。

4.⑧胸ギャザーデザインの不自然さ:デザイン知識の不足
これは「デザイン知識」の不足だと思います。
安易に「ギャザーの位置を高くすればバストアップして見える」と思い込み、原型操作時にバストラインよりも高い位置に胸ぐせダーツを持ってきて、ギャザーにしてしまいました。
でも、薄い生地で実際の胸の膨らみの位置より上にギャザーの膨らみが来てしまうと、ただ生地が浮いて不自然に見えるだけでした。厚い生地ならもしかしたら大丈夫だったのでしょうか?デザインと、生地の特性、体型の相性もあるんだと思います。。
知識不足を痛感!時短のために文化服装学院の通信講座を決意

鏡の前でいろいろとマズい点のあるムッチリしたシャツを着たまま、私は考えました。 「このまま独学で、あっちの本こっちの本とページをめくり、インターネットを彷徨いながら試行錯誤を続けることもできる。でも、それって一体いつになったら『納得できる一着』が作れるようになるんだろう?」
50代の私にとって、時間はとっても貴重です(笑)。 これから何年もかけて遠回りをするより、基礎からしっかり知識を学んだほうが、結局は理想の服への一番の近道(時短)になるんじゃないか。そう思ったんです。
でも自分に合う洋裁教室を見つけ出せる自信も、定期的に通うお金や時間を捻出する自信もない。
それでいてプロのアドバイスは欲しい。
そこで私が決意したのが、文化服装学院の通信講座「服装コース」を受講することでした。
私が知りたいのは、単なる「型紙の書き方」ではありません。今回必要だと感じた以下の4つを含む「標準体形ではない私たちがきれいに見える服の型紙の書き方」です。

- 正しい採寸
- 自分の体型のクセをどう型紙に反映させるのか(原型補正)
- 着心地(動きやすさ)と美しさを両立させるにはどうすればいいのか(ゆとり)
- きれいに見えるデザインとそれを型紙にする方法(デザインとパターンメイキング)
こうした、独学では限界を感じていた「服作りの知識」を、日本最高峰の服飾学校の通信講座のカリキュラムで学ぶことにしたのです。
おそらく、通信教育の教科書には私が知りたい答えそのものは載っていないでしょう。だって、「下半身デブの方はこうやって型紙を引きます」とか、「低身長の方は…」とかそれぞれの体型すべてに対応することはできないでしょうから。
ですが、教科書の先には分からないことが聞ける先生がいる。今まで完全に独学だったのが、それだけで心の保険になると思いました。
今後はー通信講座・洋裁CAD・AIリサーチで体型悩み解決に挑戦していきます!
今後は、洋裁や型紙の基礎知識については通信講座で、スッキリ見えるデザインなどの体型カバーデザインについては、インターネットの膨大な情報をAIに整理を手伝ってもらうつもりです。ただの50代専業主婦だった私にAIなんてうまく使いこなせるかは分かりませんが、この挑戦も同年代の方々にぜひ見守っていただきたいです。
正直、50代からの学び直しはドキドキします。でも、「洋裁CADという現代の武器」と「文化服装学院の伝統的な知識」、そこに「最新のAIが集めてきてくれたデザインの知識」が加われば、私と娘の悩みを解決する服がきっと作れるはず!小中学生のころに「装苑」を見て、『こんな素敵な服が自分で作れるのか…』って思っていたことが、できるようになるかもしれないなんてワクワク💓です。
「ムッチリシャツ」は失敗だったけれど、私が本当に作りたい服を知るための大切な一歩になりました。
これから、通信講座で学んだことや洋裁CAD・AIリサーチがどう型紙作りに活かされるのか、このブログで記録していこうと思います。
私と同じように「自分サイズの服を作りたいけど、なぜか上手くいかない」と悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
